ビールを飲めば治る?


アルコールをとり過ぎると、結石ができやすくなります。

なぜかというと、結石に悪影響を及ぼす
シュウ酸をビールは多く含んでいる上に、
脱水症状が起きればこれにより尿が濃くなり、
更に結石が出来やすい環境が整ってしまうからです。

以前までは『ビールを飲めば尿管結石が治る』といった
本当のような嘘のような通説があったのですが、
現在ではアルコールの過剰摂取は、
上記のとおり結石が出来やすくなるとされています。



寝る前のビールは「危険」

人間は就寝中にコップ3杯程度の発汗があります。
ビールには利尿作用がありますから、
寝る前にビールを飲むことで更に尿が濃くなってしまうことになります。

しかも、ビールに含まれる「プリン体」は体の中で尿酸に変化してしまいますから、
結石を出来やすくさせてしまうんです。


ですから、尿管結石を予防または再発防止する場合、ビールではなく水を飲むようにしましょう。


甘味飲料水や清涼飲料水などの過剰摂取はもちろんおすすめできません。
最近の研究で、一週間の間にコップ2杯以上の清涼飲料水を飲むことで
膵臓がんの発症率が2倍に跳ね上がるということが分かっています。


尿路結石を防ぐ為には一日に2リットルの水分を摂るようにしてくださいね。
1リットル以下の水分摂取量だと結石ができやすくなります。

同じ水分でもビールではリスクが上がってしまうことを忘れないでくださいね。



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