血尿がある、ということは
腎臓、膀胱、尿管、尿道のいずれかに異常(出血巣)があるということです。
原因となっている病気は以下の通りです。
◆尿路結石 膀胱、尿管、腎臓に結石があります。 もし血尿以外に症状が出ていなくても 血尿が出ているのなら尿路結石の疑いがあります。
◆尿路の炎症 腎盂炎、膀胱炎
◆泌尿器系の腫瘍 尿路のいずれかの部位に良性腫瘍または悪性腫瘍ができています。 健康診断で尿潜血を指摘された場合、 精密検査を受けた方がいいでしょう。(40歳以上の方)
◆内科的腎疾患
慢性糸球体腎炎
◆上記以外の泌尿器疾患
尿道炎、前立腺ガン、前立腺炎
◆その他の疾患
筋損傷、筋ジストロフィー、心筋梗塞、溶血性貧血、白血病
「尿検査」「尿細胞診」「採血」「X線検査(レントゲン)」「内視鏡検査」の いずれを行っても、原因が分からない血尿があります。
この場合は重大な疾患の疑いはありません。
痛みが出ていれば病院を受診する方は多いのですが、 血尿だけの症状の場合そのままにする方がいます。
血尿が出ていて痛みのない病気でよく見られるのが
膀胱がん、腎盂尿管、膀胱がん、腎がんです。
これらのガンは静かに進行します。
血尿が出た時点で病院をすぐに受診しましょう。
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