血尿について



まずはじめに・・・

「血尿(肉眼的血尿)」というのは
赤血球が尿に混じったものです。

尿に含まれる沈殿物を顕微鏡で調べて、
5個以上の赤血球が認められるものが
血尿ということになります。



血尿の原因

血尿がある、ということは
腎臓、膀胱、尿管、尿道のいずれかに異常(出血巣)があるということです。

原因となっている病気は以下の通りです。

◆尿路結石

膀胱、尿管、腎臓に結石があります。
もし血尿以外に症状が出ていなくても
血尿が出ているのなら尿路結石の疑いがあります。

◆尿路の炎症

腎盂炎、膀胱炎

◆泌尿器系の腫瘍

尿路のいずれかの部位に良性腫瘍または悪性腫瘍ができています。
健康診断で尿潜血を指摘された場合、
精密検査を受けた方がいいでしょう。(40歳以上の方)

◆内科的腎疾患

慢性糸球体腎炎

◆上記以外の泌尿器疾患

尿道炎、前立腺ガン、前立腺炎

◆その他の疾患

筋損傷、筋ジストロフィー、心筋梗塞、溶血性貧血、白血病


「尿検査」「尿細胞診」「採血」「X線検査(レントゲン)」「内視鏡検査」の
いずれを行っても、原因が分からない血尿があります。

この場合は重大な疾患の疑いはありません。

痛みが出ていれば病院を受診する方は多いのですが、
血尿だけの症状の場合そのままにする方がいます。

血尿が出ていて痛みのない病気でよく見られるのが
膀胱がん、腎盂尿管、膀胱がん、腎がんです。

これらのガンは静かに進行します。

血尿が出た時点で病院をすぐに受診しましょう。

血尿の色

・ピンク、ワイン、鮮血
尿道、膀胱に出血箇所があります。

・コーラまたはコーヒーのような血尿

腎からの出血または尿と接触している時間が長い箇所に出血して います。

また、血尿と間違えられてしまう尿もあります。

これは濃縮尿や薬物の影響によって変色している尿で、
コーラような色をしていたり、赤色に変色している場合もあります。

血尿について、もっと詳しく見る

上記に書いた血尿の原因や色のほかに、
血尿の痛みの有無・腰痛や腹痛との関係・女性の血尿・男性の血尿・子供の血尿など
血尿に関する様々な情報を紹介をしています。

⇒【血尿ガイド】女性の血尿・男性の血尿




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