症状と痛み






腎臓に結石がある間は痛みが無いんですが、
尿に乗って尿管に下りてきた途端に激痛が出るようになります。

尿管結石の最大の症状は「のたうち回る激痛」です。



尿管結石の症状

腎臓に石がある間は無痛なのに、尿管に石が落ちると激痛が出るのは、
尿管の中の尿の流れを石が邪魔してしまうからです。


腎臓はその性質上、常に尿をつくっています。
しかし結石が尿の流れを遮ってしまっている為に、
腎臓が尿で溢れてしまって腫れを引き起こしてしまいます。
この為激痛が出るようになるのです。

尿管結石になると、激痛の他に血尿も伴うようになります。
なぜ血尿が出るようになるかと言うと、結石が大きくなって尿管に傷がついてしまう為です。
血尿は肉眼的血尿と顕微鏡的血尿両方認められます。

尿管結石を発症することで
・尿量の減少(膀胱に送られる尿の量が石のせいで減ってしまう為)
・水腎症を併発する

これらの状況を引き起こすこともあります。

水腎症って?

腎臓でつくられる尿が順調に流れていかない為に腎盂がふくらんでしまう病気です。

尿管結石は突然に激痛が襲って息さえもできなくなるくらい痛い病気なのですが、
病院へ運ばれる頃には痛みが消えてしまっていたりします。

また痛みが続いていたとしても、坐薬を使うことによって、激痛は嘘のように引いてしまいます。

もちろん石が大きければ痛みはなかなか引きませんから、
この場合は体外衝撃波で治療をすることになります。



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