結石の種類と分類


尿路結石は、結石のある場所によって
以下のように分類されます。

「尿道結石」
「膀胱結石」
「尿管結石」
「腎臓結石」


これらのうち、尿管と腎臓に結石ができる病気を
上部尿路結石と呼んでいます。



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上記の病気は名称は違いますが、病名が違うだけで同じ病気です。

ただし結石自体にはいろんな種類があり、同じ尿管結石でも種類の違う石が含まれています。
つまり人によってできる結石が違うということなんですね。

結石を種類ごとに分類すると下記のようになります。

結石の種類で分類する

結石は、結石の成分によっていくつかの結石に分けられます。

・「シュウ酸カルシウム」
カルシウムとシュウ酸が結び付いてできた結石です。

・「リン酸カルシウム」

・「尿酸結石」
尿が酸性になってくると出来やすくなる結石です。

・「シスチン結石」
先天的なアミノ酸の代謝異常が原因でできる結石です。

・「リン酸マグネシウムアンモニウム結石」
感染結石です。

日本人によく見られるのはシュウ酸カルシウムとリン酸カルシウムで全体の80%を占めます。

これらの石がなぜ体内にできるのか、原因は解明できていませんが、
食生活や排尿障害、尿路感染、女性ホルモンなどが影響しているとも考えられています。

また、飲料水のカルシウム濃度が高い地域では尿路結石が起こりやすいことが分かっています。



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